40代現役コンサルタントのさぽふるです
コンサルファーム は2社、通算 15年働いています
コンサルタントは成果を出すことが求められます
成果を出すことが困難なテーマの一つが新規事業の立ち上げです
コンサルタントはデータ分析を武器としますが、
新規事業で成果を上げるためには、
リサーチが先でしょうか?それとも
アイデアが先でしょうか?
事業は立ち上げて終わりだけではなく、売上が拡大することによって成果として評価されます
これまでに多くの新規事業での成功と失敗を見てきたさぽふるは
「アイデア」を先に出すを提案します
つまり、
「アイデア」が先にあり、アイデアの検証のために「リサーチ」する
最初は、ブレストです!
なぜ、
①ブレスト→②リサーチの順番がおすすめなのか
新規事業で成果を上げるためには、何よりもユニークなコンセプトが必要です
事業の最初はアイデアです
既存の枠を取り払い、新しい組み合わせの軸を設定して、発想することが新規事業の種となります
一方、リサーチの目的は何でしょうか?
リサーチは、市場の多くの人がどちらを選ぶかを知るときに用います
製品やサービスを消費者がイメージできて、AかBかを選ぶときに使用します
もちろんインタビューのように定性調査をする場合がありますが、インタビュー調査を実施する場合でも、消費者の頭の中に選択肢が浮かばなければ失敗します
インタビューに過大に期待し、インタビュー中に思いもよらなかったアイデアが出てくると期待すると大きな痛手を受けます
アイデアはコンサルが主体となり、
ブレストによって出していくべきものです
他人に頼らず、自分の頭でユースケースを創発することがコンサルの大事な役割となります
当然、クライアントが持つ常識を覆すようなアプローチで考え出さなければなりません
コンサルがアイデアを出すときに行う手法を紹介します
アイデアを考える前に適当な2軸を設定し、既存事業と最も離れている象限にポジションを取って、アイデアを膨らませるという手法です
例えば、
・縦軸 住民⇔旅行者
・横軸 日本人⇔外国人
をいう2軸を設定します
既存事業が「住民×日本人」であれば、
最も離れるアイデアは「旅行者×外国人」
となります
「住民」に販売している製品を、「外国人」へ展開するためのアイデアはないか?と深掘っていきます
アイデアが出なければ、新たな軸を設定して
例えば、
・縦軸 就業者⇔非就業者
・縦軸 日本人⇔外国人
とアイデアが出るまで、ひたすら軸を変えながら考え続けます
リサーチは、必要あれば最後に実施する
コンサルティングはロジックを考える人と理解している人が多いと思います
確かにコンサルはデータやファクトを重視し、ロジックを積み上げてレポートを作成します
しかし、コンサルタントはデータと格闘しながら、レポートを一つ一つ積み上げているかというと、
多くの場合は違います!
筋のよいアイデアが先です
ロジックは後付けなんです
筋のよいアイデアに対して、アイデアの辻褄を合わせるためにロジックを組み立てるのです
後付けでロジックを付けることはコンサルの得意分野なので、勝負は最初のアイデアで決まります
アイデアの筋がよければ、驚くほどに仕上がりは早いです
そしてリサーチは、最後の最後にロジックの組み立てるために、どうしてもデータで補完しなければ説得力が足りない場合に、必要最低限の範囲でリサーチします
リサーチは最後、裏付けが必須の場合に、ファクトの補充手段として実施するのです
まとめ
コンサルは、ブレストが先
最初に筋のよいアイデアを出す
ロジックはアイデアを補強するための方法
したがってリサーチは必要なときだけ、最低限実施する
です
新規事業を考えるときは、最初はリサーチではなく、ユニークなアイデアを出すことに集中しています
複数のアイデアを組み合わせて発案するのはコンサルの大事な役割となります
コンサルタントの仕事は、データと格闘するだけではないのです!
さぁ、はじめましょう!
ブレストは、一人でも、できますが、コンサルが集まると白熱して楽しいです!
さぁ、はじめましょう!
さぽふる
<プロフィール>
✔ 40代 現役コンサルタント
✔ コンサルファーム 通算15年 (2社)
✔ 大手事業会社(2社)
✔ スタートアップ ベンチャー企業(1社)
✔ 4回の転職経験
運営者:さぽふる
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