コンサルタントといえば、クライアント以上に業界の専門知識がある
そう思っている人もいますよね
もちろん業界に精通し、第一人者としての地位を確立してコンサルティングを実行している専門家はたくさんいます
一方で、業界の専門知識がなければ、
コンサルティングができないかというと、
さぽふるは明確に”NO”といいます
なぜ、業界の専門家でないコンサルタントが価値を発揮できるのでしょうか?
さぽふるが、
業界の専門家でなくてもコンサルができる3つの価値を提案します
1.ヨソモノの視点
2.アプローチの技
3.キーパーソンと巻き込む力
3つのスキルを手に入れると1ランクUPですよ
クライアントにとっての便益、つまり価値が発揮できるコンサルタントになりましょう
コンサルタントは参謀の役割で、当事者ではありません
コンサルは当事者である経営者が見逃している視点を、第三者の視点から提示することで価値が発揮できます
例えば、
事業者が「弱み」と認識していた個性を、外部から見た顧客の視点から「強み」に転換できたら特大の価値です
なぜなら、マイナスをゼロにするのではなく、マイナスだったことをプラスに転換するのですから2倍の価値に相当します
知らない業界や市場だからこそ、先入観を持たずに、ファクトだけを頼りに丁寧に見ていく中から、大胆な仮説を設定することができるのです
大胆に、そして根拠を持って提案できれば、「ヨソモノの視点」は価値となります
コンサルタントは、クライアントの重要な意思決定に大きな影響を与えることがあります
そもそも意思決定とは、
不確実な未来の中で、最も妥当な方向性を決定する行為です
確実な未来というのは、この世の中には存在しないので、意思決定をするときは必ず不確実な未来に対して決めなければなりませ
仮に、シナリオA、シナリオB、シナリオCの中から選択して意思決定する場合、経営者は最も妥当で信頼できるシナリオを選択します
企業の命運を握る意思決定をしなければならないときであっても、結果を知ってから決めることはできませんので、シナリオを描くまでに行った議論や検討経過、根拠としているファクトを頼りにして、総合的に判断をしなければなりません
つまり、決定というゴールに向けた「アプローチ」から最終判断します
このゴールに導くまでの「アプローチの技」が巧みであれば、コンサルタントは価値が発揮できます
「アプローチの技」は、業界の専門性がない、コンサルのスキルの一つでしょう
厳しいシチュエーションからの脱出や、不確実な未来に道を切り開くときでも、どう進めばゴールに近づくことができるか、「アプローチの技」を身に着けているコンサルは強いのです
最後に、具体策へ落とし込むときの方法です
いくら新しい発想で、アプローチが素晴らしかったとしても、実現性に乏しく、事業特性に合っていなければ、意思決定されません
実現性を確認して、不足する専門知識を補完するためには、クライアントから助言をもらうことが必須です
キーパーソンを巻き込み、味方につける力があるコンサルタントは強いです
キーパーソンには業界の専門的な知見があるので、仮説に対して具体性と説得力を補強し、最終報告できるからです
更に、良いことは、
コンサルとの契約が終了した後に、キーパーソンは企業は残って、報告したシナリオを実行し、最終成果を上げる中心人物となってくれるからです
クライアントが成果を上げ、満足いただくためにはキーパーソンの存在は欠かせません
まとめ
業界の専門家でなくてもコンサルができる3つのスキルは、
1.ヨソモノの視点
2.アプローチの技
3.キーパーソンを巻き込み力
です
専門知識がないからと諦めず、業界に関係なく発揮できるスキルを磨いて、価値を発揮することができます
さぁ、はじめましょう!
運営者 さぽふる
さぽふる
<プロフィール>
✔ 40代 現役コンサルタント
✔ コンサルファーム 通算15年 (2社)
✔ 大手事業会社(2社)
✔ スタートアップ ベンチャー企業(1社)
✔ 4回の転職経験
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